徒然 : 倫理観なきメディア

※コメントに少し書いたけど、こっちに書き直します。

※別にイスラム教の肩を持つつもりはないですが、
 メディアがあまりにも人間というものを愚弄しているので
 ちょっと書きたくなりました。

※久々に毒の入った記事なのでご注意を。



ムハンマド風刺漫画が巻き起こす事件の数々。

日本社会とは違って、深く宗教が生活に根付いている国柄。

世界で最も宗教を軽視する日本人という種族にとっては理解し
難いことなのかも知れないが、あの国の人たちにとっては
宗教というのは、生きる上での信念・信条である。

あの事件で多くの罪のない信仰者は信条と心情を酷く傷つけ
られたことだろう。

無論、だからといって傷つけられた報復として、暴徒と化し、
人々を殺したりするようなことは容認されるべきではない。

ただ、色々な歴史的背景や摩擦があるにせよ、メディアの倫理観の
なさが引き起こした事件だということは、紛れもない事実である。

 「責任を伴わない言論の自由」=「言論という名の暴力」
 「義務を伴わない権利の主張」=「究極の自己中心主義」

相変わらずメディアの学習能力のなさを痛感する出来事だ。






ふと……ある疑問。

日本人というのは世界でも類稀な、宗教に関して最も希薄な意識しか
持たない人種だが、そんな日本人にとっても恐らくやり過ぎだろう、
と思えるくらい過剰で常軌を逸した風刺漫画。

あの国のあの新聞社、なかんずく編集した者は何を考えていたんだろう。

もしかして、メディアが学習能力ない……というより、
ああいったものを掲載したらどういう事態が起こり得るか……。

“こういう事態になるとは思わなかった”

という“確信犯”ではなく、

“予測できていたからこそわざと掲載した”

という“愉快犯”だったのかも?

(それとも何か他の目的があったのか、
 いずれにせよこういう事態になることは予測していたはず)

「自分たちが書いた風刺漫画で信仰者の感情を逆なですれば、
 必ず過剰な反応をする者が現れて暴動を起こすだろう。
 そうすれば世界に混乱を招いてニュースになって、
 発端となった新聞社や編集者の名前が世界的に注目される」

とでも考えたのだろうか。

編集者に頼まれて漫画を描いた人物は

「拒めば臆病者、引き受ければ大変な事態になるかも」

という趣旨の発言をしていた事実からしても、
新聞社や編集者が暴動が起きることが分かっていながら
実行した可能性が高い。

(それとも、新聞社の背後に政治的な何かの力が働いていたか?)

現に、イスラム教徒の感情を害したことは謝罪したが、掲載自体に
ついては相変わらず謝罪する姿勢を見せていない。

これは、厳しい世論にさらされ、とりあえずイスラムへ謝罪はするが
(あえて暴動を起こさせようとしたのだから)記事掲載のことに
ついては謝罪するつもりはない、とも解釈できる。



暴徒と化して人々を殺害した人たちのことは激しく非難する一方、

 「責任を伴わない言論の自由」=「言論という名の暴力」

を使って言葉で人々の心を殺害するメディア。

真に裁かれるのはこういった腐ったメディアではないだろうか。

(by TYakk)
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インターネット広告の「トランスメディア」提供スキンアイコン by dincb_temproll | 2006-02-09 20:52 |  ■徒然

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